5. 防寒着
防寒具は、*冷たい風雪を防ぐ、*冷たい気温を防ぐことが働きで、下着も、中間着も、外着もみんな防寒具の仲間ですね。しかし、これらは行動中を考慮にいれて常時着て動きますから防寒「着」です。しかし、行動の休息時や、行動を終えてからの停滞時は、風を伴った外気温の寒さはそのまま受けてしまいます。そんな時に寒さから身体を守るのがここでの防寒着です。常時着て動かないから防寒「具」です。
行動用の防寒着の順番が下着から外着(ソフト・ハードシェル)に対して、停滞防寒着はダウンジャケットが代表です。保温力は中身のダウンの質(復元力を示すフィルパワー)、量が基本ですが、1.の下着から、4。の外着までが万全であれば、ダウンインナーとして発売されているコンパクトなもので十分でしょう。最近はハーフスリーブ(半袖)なども商品化されコンパクト性をさらに強調しています。ベストに比べると脇の部分からの寒気の流動が防げるのでおすすめです。登山に関する書物には「防寒具」の携帯を忘れずに!と書かれています。冬でない季節では「いざというときのため」という意もありますが、冬は「いざという時というより停滞時は常時着用しますから『必需品』です。防寒具=ダウンジャケットです!。 |