2011シーズン

スキーあれこれ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10

2011年8月8日(月)
来期もよろしく
・・・と、でかでかと今期最後の滑走なのか、来期の初滑りなのかわからないウイングのレポートをしたところで、今期のスキーあれこれを閉めたいと思います。イトさん今期は、シーズンインこそ早かったですが、結局年内1日に終わったことにより、ウイング入れて35日とまあこんなもんでしょうという感じ。みなさんはどうでしたか?今年からはウイングを滑走日数に入れるかどうか微妙なところですが、やりようによっては大幅に日数を増やすこともできます。スキーの板、ブーツ共に続々と入荷中ですが、出揃うのは10月以降となりますので、来期のスキーでお悩みの方はぜひ、イトさんまでみなさんお誘い合わせの上ご来店ください。お待ちしてます。「スキーあれこれ2012」は秋ごろに復活します。それまでは「なんでもあれこれ」でお楽しみください。じゃあ、またね!
2011年8月4日(木)
ウイングヒルズに行ってきました
昨日、ようやくうわさの「ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場」のサマーゲレンデを体験してきました。と、いうわけで、まだ行ってない方や、これから行こうと言う方に向けてレポートです。このスキー場、独自新開発の「PIS・LAB」というものを使用することにより、より雪上に近い感覚で滑走できるとうわさのゲレンデ。まず、コースですが、ウイングの一番下のクワッド1本1000m、幅も30mとしっかりあります。斜度は中〜緩斜面です。
       
         結構広くて長いゲレンデ。途中、スノーマシーンやスプリンクラーで水をまく。
使用スキーは自分の昔使っていたヘッドスピード170cmと、スキー場の方の協力で、専用スキー2台(H社初級用、上級用)を乗りくらべてきました。まず、ゲレンデに出てスキーを履くと、ほとんど滑らない。リフト乗り場の手前にワックスシートがあり、そこで滑走面にしっかりワックス(といっても完全に油)をつけます。するとブラシの上をつるつると滑ります。リフトで上に着くとそこにもワックスシートが。たっぷりつけてスタートすると、これがまた結構滑る。コース中腹にもワックス補給場があり、さらにコース上にも帯状にワックスシートが敷いてあったりと、滑走のための工夫は万全です。あと、もっと重要なのはワックスよりも水。どこの人工スキー場もそうだが、この「PIS・LAB」も濡れていないと滑らない。そのためコースの両側にスプリンクラーをセット。さらに、3箇所にスノーマシーンで霧状に水をまくという、滑走のための並々ならぬ努力が見られる。おかげで昨日は1日快晴だったにもかかわらず、気持ちよく高速滑走できた。気持ちよくといえば、この暑いときにスプリンクラーとスノーマシーンの雨を浴びながら滑走するので非常に気持ちがいい。ただ、カッパ等着ていないとずぶぬれになるし、サングラス、ゴーグル等しないと前が見えないので注意。しかし「それもまた気持ちいい・・・」と、Tシャツ短パンという方もいますが。肝心のエッジングは、初めビビッてスキッドから入ると、案の定ものすごくずれる。こんなんで、カービング大丈夫かと思ったが、意を決してフルカービングすると、しっかりグリップする。なれてくると結構倒しても大丈夫です。ただ、EXカービングまで行くときっとぶっ飛びます。次に板ですが、初めにレンタル初級、次に自分の、最後にレンタル上級の順に乗りました。ちなみにレンタルスキーの滑走面はバルシップといってエッジの際両側にステンレスが張ってあり、エッジもステンレス製です。まず、滑走性につきましては正直どのスキーもあまり変わりませんでした。ただ、滑り終わったあと滑走面を見ると、自分のスキーは大変なこと(わずか1時間の滑走で「PIS・LAB」の溶けた屑がこびりつき、滑走面が焼け、エッジがかなり消耗)になっていたが、専用スキーはなんともなっていなかった。
        
          かわいそうなイトさんのスキーの滑走面
エッジングに関しては、やはり専用スキーの上級用が一番よく、次に自分のスキーでした。初級用はエッジはよいが、おそらくスキーのねじれ剛性が弱く、硬い斜面で少しばたつきが出たところがエッジングの弱さとして出たのかも。やはり、極たまにならいいが、まじめに通おうと思う人は専用スキーを用意したほうがいいのかもしれません(ご相談ください)。
     
       オガサカAG−SR/G ¥68250(税込)昨年のテストで一番評価だったスキーです
以上をまとめて、これから行く方にイトさんからアドバイスするとしたら
@普通のスキーと逆で、晴れた日よりも雨の日が狙い目。
日が照っていないから涼しいし、よく滑るとスキー場の方も言ってました。あと、空いてるかも。
Aものすごく濡れるのでカッパのほうがいいと思う。
上はカッパでしたが、下は登山用のスラックスで滑ったので、グローブ、靴下にパンツまで絞れるくらいずぶぬれでした。ただ、高速クワッドと高速滑走のおかげで全然暑くなかった。
Bかなり下が固いのでヘルメットはかぶったほうがいいと思う。
もちろんサングラス、ゴーグルやグローブも必携。ひじ、ひざ用のパッドはリフト券売り場で無料で貸してくれます。
C根暗な練習より高速滑走を。
斜度があまりないので、途中で止まるような低速の練習はある程度斜度のあるところじゃないと再スタートするとき大変。どちらかというとオフの感覚トレーニングと、シーズンオフのストレス解消と思い、気持ちよくカービングしたほうがいいと思います。
Dシーズン5日以上滑る人は専用スキーのほうがいいかも。
滑走性等でなく、あとの手入れ(滑走面、エッジ)が楽です。
E帰りは隣の天然温泉「満天の湯」へ
おそらく終わったあとは汗とずぶぬれの体で風呂に入らずにはいられない。そこで、すぐ隣にある「満天の湯」に飛び込むといい。弱アルカリ、少しぬるっとするお肌に良さそうな温泉で、露天がかなり広い。
        
と、いうわけで、レポートでした。くわしくはイトさんまで。穂高にウイングヒルズサマーゲレンデの割引券があります。
2011年7月21日(木)
スキーウエア受注終了
17日を持ちまして、コンペ系スキーウエア各社の早期受注を終了いたしました。おかげさまでたくさんご予約いただきました。本当にありがとうございました。納品は12月10日頃までにできると思います。お楽しみに。で、もしスキーウエアを買おうと思っていた方で、今シーズン早期予約を忘れてしまった方に。来年の7月まで待ってもいいけど、どうしても待ちきれないと言う方に、穂高では極少数ウエアの在庫があります。デサント、ゴールドウィン各1着です。現品のみなので、サイズ等合ったもんがちですのであしからず。昨年モデルも少しありますので、そちらは特価で。お値段はお店にて。
2011年7月16日(土)
ウイングヒルズがオープン
さあ、本日いよいよ岐阜県奥美濃の「ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場」のサマースキーがオープンです。前にも書きましたが、ここは人工マットに独自新開発の「PIS・LAB」というものを使用。以前までの物よりブラシを短く、密にすることにより、より雪上の操作感に近い物になっているとのこと。現にお客さんでも何名かの方たちがすでに体感して来ていますが、評価は上々。夏のオフトレにはかなり良いとのこと。みなさんも一度体験してみては。ただ、注意点がありまして。ここで使用するスキー板は、通常雪の上で使用するものでかまいませんが、一度でもここで使用してしまうと、滑走面が焼け溶け、エッジがかなり消耗することにより、チューンナップをしても雪上で使用できるレベルまで回復することができません。専用スキーのレンタルもあるようですが、数に限りがありますので、ご自分のスキーを使用する場合はくれぐれもニューモデルのテストなどせずに、もう使わない古いスキーのご使用をおすすめします。あと、オガサカから専用のスキーが出ていますので、これからサマーシーズンのオフトレに通おうと言うかたはそちらをおすすめします。
   
  オガサカAG−SR/G ¥68250(税込) 165cmR12.5m ワンサイズのみ
滑走面素材にステンレスを採用することにより、滑走面の焼きつき防止と、高い滑走性、及び滑走持続性が特徴で、使用後の手入れも楽です。エッジにもステンレスを採用しているので、消耗しにくくなっています。人工スキー場専用モデルに付、雪面での使用はできません。
私も近々行ってみようと思ってます。楽しみです。あとは暑さ対策を何とかしなくては。
2011年7月14日(木)
スキーウエア締め切り迫る!
いよいよ、今週末(17日)にて、コンペ用スキーウエアの早期予約が終了します。デサント、ゴールドウィン、ミズノのスキーウエアをご希望の皆様は、今週中(18日月曜までなら何とか間に合います)によろしくお願いいたします。ちなみに、今のところ各メーカー共にほぼ均等に予約が入っていますが、お客様の評判はややデサントがいいみたいです。あと、オガサカスキーの早期オーダーと、ヘッドスキーの早期予約キャンペーンは今月一杯です。お決まりの方はお急ぎを。
2011年6月17日(金)
ニューモデル入荷中
’12ニューモデルの入荷が始まりました。とりあえず「オガサカ」「ヘッド」「レグザム」等です。あとは順次入荷予定です。今年は震災の影響もあり、各メーカーあまり多くの在庫を持たないと予測されますので、もし、購入モデルがお決まりでしたらお早目のご予約をおすすめします。もし、まだ迷っている方は、お気軽にイトさんまでご相談ください。あと、イトさんレポートもご参考に。あと、キャンペーンのご案内です。毎年恒例オガサカスキーの早期オーダーですが、今年も7月末まで受け付けます。これは、オガサカスキーをご購入予定の方に特典として@スキーのフレックス(硬さ)を選択できるAフレックスを選択しなくても、パーソナルデータ(身長、体重、技術etc)を記入すると、熟練の職人が最適なフレックスを調整してくれるBオリジナル携帯ストラップをネームプレート付でもらえるCもうひとつ粗品をもらえる。と、いいことずくめです。もちろん早期購入割引も適用できますので、この機会にぜひどうぞ。もうひとつ、こちらも最近恒例になったヘッドスキー早期予約キャンペーンです。こちらも7月末までにヘッドスキー、スキーブーツをご予約の皆様を対象に、専用はがきで応募するとプレゼントが当たるキャンペーン。商品も豪華に今シーズンからスポンサー契約をした「プジョー」の折りたたみ自転車や、「JAL」5万円旅行券、プリンスホテルの宿泊券をはじめ、「HEAD」バドミントンラケットや、アクセサリー、ノベルティグッズなど盛りだくさんです。今シーズン、ヘッドスキーをご検討の方はお早めにご予約ください。
  
2011年6月12日(日)
サマースキー場
今週は毎年恒例A社さんが名古屋の一社店でイベントをしています。他社ながら、これが始まると先シーズンも終わり、新しいシーズンの幕開けという気になります。みなさん、先シーズンはいかがでしたか?前半は、連日の大雪で、いつ行ってもパウダー。うれしい反面、技術選やテク、クラに向けた基礎スキーヤーはなかなか練習にならなかったんじゃない。で、終盤の震災で、結構自粛ムードが高まって、なんか堂々とスキーに行くのが悪いことみたいで。逆に、休みばっかでスキーしかやることがないなんて贅沢な方がちらほら。私はといいますと、シーズンインは11月中旬という人生一番の早いインだったにもかかわらず、年末までその1日に終わってしまったのと、4月に入ってからの毎週の雨のおかげで今シーズンも結局34日と、ここ数年毎年の40割れになってしまいました。で、先シーズンはここで締め、来シーズンに向けてスタート!というときに朗報です。岐阜県は美濃地方、毎年一番にオープンするので有名な「ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場」が、7月16日になんと早くもオープンです。と、言っても当然雪なんてあるわけがなく、人工マットを使っての人工ゲレンデです。この人工スキー場は全国各地にあり、近くにも10年ほど前まで蒲郡にあったので、どんなものかご存知の方も多いと思いますが、ここはブラシが違うとのこと。今までよりも硬く短い新開発の「PIS・LAB」というものを敷き詰めたため、エッジグリップがはるかによく、容易にカービングターンが楽しめるとのこと。完成自体は昨年していたのですが、初めての試みなので、問題点解決のために1シーズン見送ったと言ってました。で、ようやくオープンです。ただでさえ早い中部のスキーヤーのシーズンインがとうとう7月になってしまいました。これで年中スキーができると喜んでいるかなり重症患者の方(私を含め)もたくさんいると思います。ちなみに、ここを滑るには特別なスキーは要りませんが、滑走面やエッジがかなり消耗するので古いスキーを使用し、専用にしなければいけません。一度でも使用してしまうと、チューンナップしても雪面で使用できる状態まで修正することができませんのでご注意ください。向こうにもレンタルスキーが用意されているとのことですが、初年度で数が少ないと言うことです。あと、日数を滑れそうな方には人工スキー場専用のスキーがオガサカから発売されています。なんと滑走面とエッジがステンレスでできているので、滑走性もよくエッジも消耗しにくくなっています。合同でテストした結果、このスキーが一番よく滑り、使いやすかったとのことです。
   
  オガサカAG−SR/G ¥68250(税込) 165cmR12.5m ワンサイズのみ
滑走面素材にステンレスを採用することにより、滑走面の焼きつき防止と、高い滑走性、及び滑走持続性が特徴で、使用後の手入れも楽です。エッジにもステンレスを採用しているので、消耗しにくくなっています。人工スキー場専用モデルに付、雪面での使用はできません。
2011年6月2日(木)
スキーウエア早期受注
毎年恒例のコンペ系スキーウエア早期受注の季節がやってまいりました。穂高取り扱いブランドは、デサントゴールドウィンミズノで、昨年まであったアシックスがスキーウエアから撤退してしまったので、この3ブランドになります。早期受注とは、コンペ系スキーウエアの販売システムが、7月までの早期の受注生産になるため、基本的にこの期間を逃すと手に入りません。その代わり、早期のメリットとしてどんなモデルのどんなサイズでも手に入るのと、パンツの特注サイズも受け付けてくれると言うこと。たとえば、みんなでウエアをそろえようとするとき、メンバーに小さな女性がいてもメーカーによってユニセックスのSSSやXXS(共に身長150cm台対応)を用意していたり、メタボのお父さん(最近私も心配)やルパン三世のようなうらやましい体型の方のために、ウエストがLで丈がSやその逆なんかも受け付けてくれます。各メーカーカタログがそろいましたので、今シーズンウエアをお考えの皆様はイトさんまでお気軽にご相談ください。
上からミズノ、ゴールドウィン、デサントのカタログ。
2011年5月20日(金)
オガサカスキー早期オーダー
オガサカスキーの早期オーダー用紙が送られてきました。もう、来年のスキーがオガサカでお決まりのお客様、予約開始です。ちなみにオガサカスキー早期オーダーとは、毎年7月末日までにオガサカのスキーを早期ご注文いただきますと、特典としてフレックス(たわみ硬さ)を選べるサービスを行なっています。さらに、ノーマルオーダーでも専用のオーダー用紙にご記入いただいたデータに基づき、オガサカの熟練した職人がお客様に最適な1台を選んでくれます。さらに、ネーム入り携帯ストラップももらえます。納品は10〜11月。オーダー料金は無料です。オガサカスキーのご購入をご検討中の皆様、ぜひ、早期オーダーをご利用ください。
オガサカスキーは今年で創業100周年。
2011年5月8日(日)
ミズノスキーウエア ユーザーフェア
 
今年も毎年恒例ミズノスキーウエアのユーザーフェアが行なわれます。ウエアをご検討の皆様、種類、サイズ共にほぼ全モデル全サイズがそろうこの機会にぜひご来場ください。
会期:2011年5月14日(土)10:00〜17:00 15日(日)10:00〜16:00
会場:ミズノ(株)名古屋支店4F会場 名古屋市北区鳩岡2−18−1

早期予約受付は7月20日まで。ジャケットは2XSに対応。パンツは31のサイズレンジからお選びいただけます。当日会場でも予約は可能です。その節はぜひ「引き取りは穂高で」とお申し付けください。
2011年4月23日(土)
WSSF速報
ウィスラーで行なわれているWSSF(ワールドスキースノーボードフェスティバル)のAFPワールドチャンピオンシップスキーハーフパイプの予選でチーム穂高のKIYO(寺田斉史)が2位通過!がんばって上位入賞してくれ。
 
予選の様子(ニュースクーラーズのサイトより)http://www.newschoolers.com/ns/content/readnews/id/3865/
2011年4月14日(木)
最近の私
震災後、遊びブログを少しお休みしていましたが、その間も毎週せっせと雪国へ足を運んでおりました。開田高原マイア、ウイングヒルズ白鳥、ホワイトピア高鷲、赤倉、戸隠、五竜、白馬47、栂池等。その間、いろんなお客様とも滑りました。久しぶりに黒姫のロッジぶなにも行って、近藤さん夫妻とも一緒に滑りました。OKさんと二人でNKさんを特訓しました。今年もONさんとふたり合宿しました。IMさんめちゃ上手くなりました。こうして一緒に滑った皆さんが、少しでも何かをつかんで帰ってもらおうと、私なりに一生懸命やっています。今シーズンも残り少なくなりました。私もあと2週くらいかな。ゴールデンウィークも行けたら行きますけどね。ちなみに情報です。開田マイア今週末17日まで営業です。全面滑走可能なうえ、リフト¥2000プラス来年の1日券引換券がもらえます。ウイングヒルズ今週末17日まで営業。ゴンドラと下の第1クワッドのみで1日券¥2500です。赤倉観光ゲレンデゴールデンウィークまで営業。ゴンドラと上の第3クワッドで1日券¥2500。白馬五竜はアルプス平のみですが、下まで滑り降りられます。テレキャビンとアルプス第3(第1は土日のみ)。47はラインD以外全線営業で全面滑走可能。これだけ滑れて五竜、47共通1日券¥3800。栂池はゴンドラと栂2、ハンの木高速ペアのみですが、下山コースにハンの木ゲレンデを使って一番下まで滑走可能なので、ゴンドラ中間駅を使ってまわせます。1日券¥2500。その他、志賀高原熊の湯や八方、チャオも非常にいい状態ですとお客様から連絡がありました。あと、志賀高原は奥志賀、一の瀬、高天が原、横手山、渋峠がゴールデンウィークまで営業しています。
開田マイア名物?ヨシムラファームのブルーベリー。スキーアカデミーのNO.1イントラ吉村先生が丹精込めて作ったブルーベリージャムは必ず買って帰ります。

戸隠スキー場から戸隠、高妻山。実は戸隠スキー場は私が生まれて初めてスキーをした、まさにイトさんの原点です。
2011年4月8日(金)
レポート ノルディカ フォルクル
まずはノルディカ。毎年好評の基礎スキーモデル「ドーベルマン スピットファイア」シリーズはカラーチェンジのみで基本変わらず。昨年から登場した「スピットファイアEDT」は今年も健在です。フレックスに影響を与えずにねじれ方向のみに硬くなる特殊カーボンの「EDT」を採用することにより、ターン前半でのトップのとらえが非常によい。加えてトップ部をSL、センターから後をGS系のカーブをあわせもつオールマイティーに使える1台です。トップ部の「EDT」のないダブルメタルの「スピットファイア プロ」や、シングルメタルで来期より2色展開の「スピットファイア」もあります。昨年まで「ホッドロッド」としてパウダーでもなし基礎スキーでもなしのオールマウンテンスキーが出ていましたが、来期より「ファイアアロー」として生まれ変わります。センター74〜80とやや太めなのにサイドカーブが12〜15m(156〜180cm)とまるで基礎スキー並み。「EDT」付やダブルメタルの「プロ」もあり、まるで「スピットファイア」のような展開のこのスキーは斜面、雪質を問わず、ややツインチップ形状でずらしやすく、やろうと思えばスイッチやパークまで楽しめると言う優れものです。ブーツの「ドーベルマン」はほぼ継続。昨年までの「スピードマシーン」シリーズがなくなり「ドーベルマン」形状の「ジリッシュ」「エンフォーサー」、3バックルの「ファイアアロー」が登場します。幅広楽チンブーツの「スポーツマシン」や「クルーズ」は引き続き発売されます。

フォルクルですが、来期も「ジャパンリミテッド」が出ます。その中で目新しい物が3機種。一つ目は「プラチナムSW」です。大回り用の「GD」、小回り用の「SD」に対し、1本でオールマイティーに使える「プラチナム」のサンドウィッチバージョンです。従来のキャップスキーに比べ、雪面に張り付くような安定感と板の走りが特徴です。2つ目はまったく新しい考えの基礎スキー「CD」です。センター76mmやや幅広のサンドウィッチ構造ですが、なんとトップとテールがややロッカー形状です。センターはベントがついているので高速の安定が非常に良く、ハイレベルの谷回りができます。ただ、長いの(171、178)しかないのが惜しい。3つ目はなんとフルロッカーの「プラチナムR」です。こちらもオールマイティーに定評のある「プラチナム」のセンターを広く(77mm)取り、なんと完全逆ぞりにしてしまいました。こんなスキーで整地滑れないぞという不安とは裏腹、かなり整地性能が良かった。ふらつくこともなく、谷に自然に落ちていく感じでターンに導入すると、あとはたわんでいるスキーのおかげで勝手に回っていく非常に楽なスキー。あと、少々の荒れた斜面でもものともしません。
マーカービンディングですが、今年大ブレーク完売だったツアービンディング「F10」「F12」は来期も継続します。ワンペアわずか1700g程と非常に軽量で、扱いも簡単。さすがビンディングメーカーと思わせる伝達等、来期も完売必死です。

スピットファイアEDT

スピットファイアPRO

スピットファイア各色

ファイアアローEDT74

ファイアアローPRO80



プラチナムSW

プラチナム

プラチナムR

SD

GD

CD
2011年4月1日(金)
レポート フィッシャ
来期のフィッシャは今期も非常に人気のあった「プログレッサ」シリーズのモデルチェンジと、デモスキーのオールマイティー「スペリオール」の登場が話題です。まずは「プログレッサ」。トップ部がSL、センターから後がGS系のサイドカーブを持ちオールマイティースキーの代表選手だった「プログレッサ」がより使いやすくモデルチェンジ。全体にやや幅広(900でセンター75mm)になり、新開発のチタニウムを埋め込んだ3次元形状のプレート(DRA)の効果でエッジへのパワー伝達がアップ。よりダイレクトでクイックかつ正確な操作を実現しました。トップモデルの「プログレッサ900」は、軽量化されたフローフレックスプレートにより非常に軽く感じたが、重いスキーのようなべたっとした安定感がある。若干スキーが軟らかく鈍くなったため、操作性も非常に良く、悪雪にも対応し、コンディションを選ばない。「プログレッサ」シリーズは「800」「700」もあり、こちらはレールフレックスビンディングが採用され、より軽く操作性にすぐれています。そして「スペリオール」。フィッシャーデモチームが小回り系種目で使用するオールマイティースキーで、トップ、テールを軽量化する「ホールテクノロジー」(トップの穴は埋めてある)を採用することにより、小回りの操作性が非常に高く、軽量化されたフローフレックスにより足元が雪面に張り付くような安定感もあわせもつ。スキーの走りも出て、1本でテククラ受験なんていうのもいい。あと、フィッシャもレジャー用オールマウンテンロッカーを出してきます。その名も「モーティヴ」。センター幅やや広め(74〜80mm)で、いずれもトップの部分のみロッカー形状になっている。パウダーというよりもゲレンデ用で、整地でトップから落とせる自然で楽なスキーがやりやすく、春雪や荒れたバーンもものともしない、これからの時代のオールマイティースキーです。
RC4 W.C. GS

RC4 W.C. SL

PROGRSSOR 900

PROGRESSOR 800

PROGRESSOR 700

MOTIVE 76

MOTIVE 74 SW
2011年3月19日(土)
レポート サロモン
次はサロモン。最近基礎、フリー、パウダー等全ジャンルで人気のメーカーです。なんと言っても来期の話題は、最近雑誌等で見かける「なんじゃこれスキー?」の「BBR」と、ゲレンデ用ロッカースキー「X−KART」です。まずは「BBR」。サーフボードのような極太で先がとがった斬新なデザインが話題を呼んでいる。そのサイドカットは、トップが150mm近くありながら、センターなんと88mm。テールも必要以上に広くなく、ややツインチップ形状。166cmでR11.5mと基礎スキーより強い。当然スペックはパウダースキーなのに、ゲレンデで滑ったときもしっかりカービングできて面白い。おまけにトップもロッカー形状で、ターンのきっかけがつかみやすく、パウダーでは素晴らしい浮力を得られます。と、こんなにいいことばかり書いて、悪いところは・・・見た目がちょっと恥ずかしいかも。こんなスキー今までにはなかったから。でも、これは慣れるとして、あとはあまり思い浮かびません。「BBR8.9」は147・88・110 R11.5m(166cm)でサンドウィッチ構造。「BBR7.9」は、サイズによりスリーサイズが違うが、センター79mm 、ラディウスは全サイズ11mほどで、149cmから10cm刻みであります。8.9よりもゲレンデ性能を向上させた軽量なモノコック構造です。もうひとつは、スラロームサイドカットを持つロッカースキー「X−KART」です。ゲレンデ用でロッカー?と、最初は少し疑いから入ったのが良かったのか、乗ってみた時の衝撃はかなり大きかった。トップがかまないのではなく、切り替え時は短いスキーを扱うようにターンの導入操作が楽で、スキーが傾くとトップから有効なエッジングが得られ、高い安定感が得られます。スキー自体はパワーラインやスマートラックを搭載した上級モデルなので、基礎スキーエキスパートにも十分満足できるスキーでありながら、操作性は2級くらいの方でも十分楽しく操作できます。今期も大人気だった「24HOURS」シリーズはほぼ継続。デザインが少し変更されます。次にパウダー。ビッグマウンテン系ロッカー「CZAR」は継続。「SHOGUN」はニューデザインで登場。「SENTINEL」も若干のデザイン変更です。飛び系フリースキー「PRO PIPE」もより渋いデザインで登場します。ブーツはあまり変わりませんが、昨年発売を見合わせた兼用靴「QUEST PRO」が今シーズンこそ発売されると思います。今シーズンもサロモンの人気は安定した物になると思います。
BBR8.9

BBR7.9

X−KART

24HOURS LM

24HOURS S5

24HOURS S3

センチネル
2011年3月11日(金)
社員研修 北信バックカントリー
昨日までお休みしまして申し訳ございませんでした。月曜は鷲が岳にて合同の試乗会、そして昨日までの3日間、毎年恒例の隣のバルトロと合同で社員研修に行ってきました。今年も研修内容はバックカントリースキー。昨年と同じく泊まりは赤倉観光ホテル。1日ひとつずつ3つ山に登って滑ってきました。まず、初日は鍋倉(なべくら)山です。長野と新潟の県境に位置し、標高は1289m。戸狩スキー場横の林道から登ります。はじめは平らな雪原をのんびり歩き、比較的なだらかなぶなの樹林を登ること2時間半で山頂に。冬型猛吹雪予報とは裏腹、はじめは曇っていましたが、登るに従いどんどん晴れてきて、頂上では360度大パノラマ。いつものごとく始めはなんとかついていくが、パワフルなメンバーに徐々に遅れを取り、仕舞にゃーぶっちぎられて最後は開き直ってマイペース。でも、下りはまかせなさーい!なれずにゆっくり滑るバルトロMちゃんを、これまたいつものごとく後ろからあおりまくる。しかし、いつもながらと言いながらも、登りで置いていかれるのはちょっとなさけない。と、思ったら、大体平均的に上り3時間半くらいだと言うことを聞き、ちょっとすくわれた。2日目は関温泉から神奈(かんな)山(1909m)藤巻尾根です。ここは昨年最終日に行こうと思い、大雨で流れた(スキー’10.3.11参照)リベンジの山です。工程は5時間ほどということで、朝食後速攻で準備し、いざ関温泉の妙高休暇村へ。スキー場下から回り込むように藤巻尾根に取り付く。最初は急登だが、次第になだらかに。それでもやっぱり置いてきぼりで、マイペースで登る。昨日とは逆に、はじめは晴れていたものの、だんだん天気が崩れてきて、最後の急登でへとへとよれよれの死にそうになっているとき、桜井が下りてきて天気が悪くなったのでこの辺で下りようとのこと。だいぶ周りが白くなってきた。1700m付近でシールをはずし滑走に入る。最初の急斜面は非常に雪が良く滑りやすかったが、ぶなの樹林帯にはいるとちょっと重たかった。3日目、最終日は昨年も行った赤倉スキー場から前山(1932m)滝沢尾根。朝一ゴンドラで足慣らしに1本滑走し、ゴンドラ〜第3リフトトップからスタート。しかし、昨夜からの大雪でひざ〜ところによりももラッセル。もちろん先頭はガイド桜井。ここで長年の付き合いだが、あらためて桜井の強さに頭がさがる。あんなにラッセルしてるのに、私は余裕どころか普通に登ってるペースだ。ほんと化け物か?本来なら11時には下りてくる予定が前山山頂に11時半に到着。少し休憩して滝沢尾根を滑る。最初はももから腰パウダーで調子良かったが、だんだん重くなってきて前に進まなくなってきて、斜度のないところはしばらく待機〜桜井がラッセル〜余裕でトレースを滑走の繰り返しでした。
今年も観光ホテルは本当にのんびりさせていただきました。昼過ぎに戻って毎日1時間以上温泉に浸かり、風呂上りのビールに昼寝、初日は会席料理に地酒オンパレード、2日目は上野シェフのフレンチフルコースに岩の原ワイナリーの「深雪花」の赤。念願の新しいバーにも行ったし朝風呂入ったし。これぞリゾートだという至高のひとときでした・・・が、昼間は私にとって研修というよりもいつものごとく修行って感じでした。

360度パノラマの鍋倉山山頂

いざ、神奈山へスタート。ピースで余裕のバルトロMちゃん。

前山への登り。先頭はラッセルする桜井。よーがんばった!

飛び込み前転のMちゃんを助けるふーさんと他人事のように撮影する桜井。(俺もか?)
2011年3月5日(土)
レポート アトミック
ここのところ「D2」が話題のアトミックです。やはり今年もかなりいいです。まずはデモから。昨年登場した「DEMO X」が少し変わります。「TYPE−A」「TYPE−S」共に「E−CON」という縦方向への伸縮性と横方向への強靭さを備えた特殊シートを板全体に搭載することにより、フォールラインに向かう推進力を一段と増し、ダブルデッキと共に高い次元の安定感と、切り替え時の動作がよりスムーズになりました。もちろんXビンディングのしっかりしたエッジグリップも加わり、一層エキスパートスキーヤーの求める滑りを高次元でサポートしてくれます。そしてもちろん、今シーズンも大人気だった「NEOX」タイプの「DEMO TYPE−A」「DEMO TYPE−S」も健在です。切れもズラしも低速も高速もあらゆる滑りをスムーズにこなします。そして、オールマイティーの「DEMO VF−T」の足元部分にも「E−CON」が採用され、足元の安定感が増しより高速大回りや不整地にも対応力がアップしました。あと、レーシングのGSにジャパンバージョンの「D2 GS N−TYPE」が登場。日本の雪質に対応するために、フレックスからサイドカットまでを見直し、皆川賢太郎が開発に携わった日本人レーサーや、技術選大回り用のスキーです。人気のオールマイティー「NOMAD」はアダプティブロッカーを採用。これは荷重するときにトップ部分が上がるため、トップの引っ掛かりがなくなり、操作がスムースになり、傾けるとトップまでしっかりサイドカーブが使えるので安定感も抜群。このようなトップロッカーが今シーズンいろんなメーカーから出てきますが、今後オールマイティースキーの定番になってくると思います。次に、ここのところ力を入れているフリーライド系。パウダー、バックカントリー系を中心に乗ってきましたが「ポップロッカー」と「パウダーロッカー」の2タイプがあります。「ポップロッカー」はツインチップスキーの前後両側がロッカー形状になっている物、「パウダーロッカー」はトップのみロッカーになっている物です。「ポップロッカー」のシリーズは両側20%ずつロッカー形状になり、センター幅123mmのドハデモデル「ベンチェトラー」と、両側10%ロッカーでセンター110mmの「ブログ」。形状的に「アルマダJJ」のようなスキーで、これらはパウダーもいいですが、どちらかと言えばフィールドでエアーを決めるナチュラルヒッター向けのモデルで、両モデルともセンターのキャンバーがしっかりしているので普通にゲレンデを滑れるし、以外と直進安定性もある。どちらかというとパウダー、バックカントリーにはトップ20%ロッカー、センター115mmの「アトラス」、10%ロッカー、センター100mmの「アクセス」、接雪点をセンターよりに設定し、トップをロッカー形状にしたセンター105mmの「コークス」、センター95mmの「セオリー」等が最適。特に「アクセス」や「セオリー」は程よいカーブ形状とトップのロッカーを活かし、パウダーはもちろん春の悪雪やゲレンデでも楽に操作でき、非常に使い易いモデルでした。最近、「D2」が大きくとりあげられすぎて、フリーライド系が少し陰に隠れてしまっていましたが、昔からいいものをたくさん造っているアトミック。聖佳デモの影響でイトさん評価も少し甘くなっているかも・・・(んなことはないです)。
デモX タイプA

デモX タイプS

デモ タイプA

デモ タイプS

レースGS Nタイプも同デザイン

X−ビンディング

デモ VF−1

デモ VF−2

ベンチェトラー

ブログ

アクセス

コークス

セオリー

飛び系パンクス
2011年3月3日(木)
今週はイトシロへ
今週はアトミックの試乗会のため、初めてイトシロシャーロットタウンなるスキー場へ行ってきました。岐阜県は美濃地方、福井県との県境に近い、ウイングヒルズ白鳥を通り過ぎてあと5分と、結構険しいところにあるスキー場です。リフトこそど真ん中にクワッド1本(沿いに短いペア1本、あと2本は廃線)ですが、これがまたなかなかいいスキー場。メインコースは約30度の急斜面整地バーン。不整地もあり、長い中斜面もある。下にはハーフパイプに小さなキッカー、ボックス等のレールもあります。こんないい条件のスキー場がほぼ貸切。参加も10人ほどと少なく、スキーも乗り放題。そして今回の目玉はなんと、松沢聖佳デモがゲストで来てくれるということ(試乗会よりこっちが・・・実は大の聖佳ファンだったりする)。聖佳デモといえば、スポーツスキーヤーならご存知、全日本技術選手権を前人未到の9連覇した、文字通り日本一スキーの上手い女性です。私は彼女と知り合いなんで(スキー’10.6.10参照)、あわよくば教えてもらっちゃおうと言う魂胆。朝一、試乗開始と同時に高速系をはく。リフトから降り、まさに滑り出そうとしたとき、ふと見るとなんと聖佳デモがひとりで上がってきた。下まで滑り降り、上を見ると聖佳デモがひとりで下りて来た。なんともったいないことを。「聖佳ちゃん一緒に滑りましょう」と思わず声をかけると、快く一緒に滑ってくれました。ほんと、いい子です(というか、社交辞令?)。最初は板が気になったので、レッスンなしでリフト上で雑談&ニューモデルの話をしながら数本滑りました。滑るごとに、なにか回りから殺気を感じ出しました。そう、私は知っているから気軽に声かけちゃいましたけど、日本一のデモ(一般スキーヤーには雲の上の存在)だから声かけにくかったみたいです。あまり独占すると闇で刺されるといけない?ので聖佳ちゃんを解放。案の定、私が聖佳デモから離れると、次々と声をかけ、みんなワンポイントレッスンをしてもらってました。私もあとでワンポイントもらおう。あと、もう一人ゲストが。プロスキーヤー奥原 達さん。元スイスのデモであり、カービングスキー初期にエクストリームカービングというハンドフリーカービングを日本で普及させたカービングスキーの第一人者。私もかなリ影響を受け、昔は教祖と思ってあこがれた存在です。大昔、メールで何度かやり取りしたことがあったけど、実は会うのは初めて。チャンスを見て話しかけようと思ったら、なんと覚えてて向こうから声をかけてきてくれた。達さんも一緒に滑っていただいた。やはり全盛期の切れは残っていました。昼からはチャンスを見て聖佳デモにワンポイントレッスン(もちろんプライベートです。いいでしょう!)してもらった。「伊藤さんもっとクルード練習してください」。クルードとは今、指導員検定の種目にもなっている谷まわりのこと。本当に、まったく力の入っていないきれいな落下で谷まわりを、何ターンも見せてくれた聖佳デモ。上手すぎる!彼女の谷まわりが今の日本のスキーの教科書であり、教程の基準になっているので上手いと言うか見事なのは当たり前だ。こんな滑りを目の前で見せていただき、直接指導していただいた私は幸せであり、あらためて聖佳ファンに拍車がかかった日でもありました。
雨のちみぞれと、悪天にもかかわらずみんなと一緒に滑ってくれた松沢聖佳デモ。リフト上ではこれからやりたいスキーの普及活動等の夢も語ってくれました。ちょっと天然?っぽいですが、本当にかわいい女の子という感じです。

奥原 達さんとはこんな人。ここからさらに、ひじや脇がするほど倒しこむエクストリームカービングの教祖。私もアトミックのスキーにカーバーウッドつけてがんがんハンドフリーカーバーやってました。なつかし〜!
2011年2月25日(金)
レポート ヘッド
次はイトさん使用中のヘッドです。来期はまず、人気シリーズ「スーパーシェープ」シリーズのセカンドモデル「X−シェープ」シリーズが発売になること。フリーライドモデルにロッカーが増えること。ヘッドのフリーフレックスビンディングが改良されて軽量化したこと。ブーツの「ラプター」シリーズが白にカラーチェンジされること。ブーツのバックルに昨年「ラプター」や「ヴェクター」の上位モデルに採用され好評だった「スパインバックル」が多くのモデルに採用されること。レジャーモデルブーツ「エッジ」シリーズになんと脚幅を変えられる機構が搭載されること等です。まずは毎年人気の「スーパーシェープ」シリーズですが、スペック等の変更はありませんが、トップシートの素材が変わり、よりデザインがシンプルになります。あと、組み合わせビンディングですが、FF14、FF11共にトウピースが改良され、両ビンディング共に100グラム以上の軽量化に成功しました。もちろん、今年も穂高オリジナルのLD12セットも用意する予定です。次に来期最大の話題、「X−シェープ」シリーズの登場です。このモデル、単純に「スーパーシェープ」をソフトにしただけでなく、サイドカーブ等も見直し、よりレベルアップスキーヤーに使いやすくしたものです。「MTX」は「マグナム」テーストのやや幅広(125−72−109 R12.9m170cm)のオールマイティー。「STX」は「スーパーシェープ」テーストの(124−68−108 R12.1m170cm)小回りタイプ。構造もサンドウィッチで安定感もあり、2〜1級検定の方にもってこいです。あと、幅広パウダーシリーズ「モーターヘッド」は、FLRフローライドテクノロジーと言われるロッカースキーが登場。オールマウンテンの「ピーク」は昨年までの「88」「82」がそれぞれ「90」「84」にサイズアップ。FLRフローライドテクノロジーとインテリジェンスの組み合わせで、お望みならロッカーに、必要とあらば安定を供給してくれます。昨年まで人気だった「Icon TT」シリーズも健在。レディースの「ONE」シリーズも名前を「MYA」に変えてデザインも一新。落ち着いたデザインになりました。次にブーツ。ワールドカップや世界選手権でも大活躍のヘッドブーツ「ラプター」。今年は色が一新し、白地にイエローのバックルがポイントです。「ラプター130」以上には「ブースターストラップ」(のびるパワーベルト)が標準装備されています。実際「ラプター130」を使用してきましたが、昨年モデル(現在使用中)にくらべ、見た目は変わりませんが、若干広く感じたのはインナーが変わったせいか?かかとが微妙に高くなったような感じがあり(測ってみたが変わってないそうです)よりセンターからかかとにポジションが取りやすく感じられました。若干フレックスを軟らかくしたようで、特に足首が使いやすくなりました(当日は気温が高かったので特に)。パワーベルトもフィット感が抜群でした。そして新しくなった「エッジ」シリーズも、上位モデルが「アダプトエッジ」と名前も変わり、従来104mmラストというかなり幅広のブーツのフィット感に不満を抱えていた方にアダプティブフィットシステムという新システムを採用。ソール部分のビス部分を専用レンチで回すことにより、104mmが102mmにラストは変化。足幅の細い方や、よりフィットを求めたい方にうれしい機構です。と、今年のヘッドも進化しています。詳しくはイトさんまで。
W.C.GS RD

W.C.SL RD

W.C.iSPEED

W.C.iSL

SuperShape SPEED

SuperShape MAGNUM

SuperShape 

SuperShape TITAN

NEW FF14のトウピース

X−Shape MTX

X−Shape STX

PEAK 84(上)と90

MOTORHEAD Rock’n Roll94

RAPTOR 130RS
2011年2月24日(木)
今週は軽井沢へ
今週は毎年恒例?ヘッド、フィッシャーの試乗会のため軽井沢へ。いつものごとく、プリンスホテルはさすがに高いので、御代田のビジネス泊です。でも、このビジネスホテルは浅間山の目の前で、非常に景観がいい。写真の被写体として浅間山は私の好きな山の一つ。ながめているだけでなにか落ち着きます。軽井沢というところは、避暑地として有名なんですが、長野県の中でも一番寒いところとして有名です。毎年2月に行くので、朝の最低気温がマイナス15度なんて普通。軽井沢プリンススキー場の楽しみは、目の前の浅間山に向かって滑り降りるのと、朝一の木々の霧氷。天気がいい日はリフトに乗っているときに朝日に煌く木々の霧氷が楽しめるのですが、この日は朝こそマイナスでしたが昼はプラスの7度まで上がり、当然のごとく霧氷のむの字もありませんでした。ただ、朝一はカチカチのバーンで高速系、昼には軟らかい斜面でオールマイティーと、なかなかいいテストが出来ました。試乗結果は後日。一昨年までは4社(ブリザード)、昨年までは3社(アトミック)合同だった試乗会も、とうとう2社になってしまって、表題も「オーストリースキー合同試乗会」という言葉もなくなってしまい寂しい限りです。でも、私にとってはやや楽にはなりましたけど。だいたい1社につき10台近く試乗するので、4社をもし日帰りでというのは死になさいと言われてるような物。今年のヘッド、フィッシャーはしっかり乗ってきましたのでレポートお楽しみに。でも、普段あまりカレーを食べない(スキー場以外で食べたことがない。もちろん家でも)私でも、プリンスホテルのカレーは美味いね。量も多いし、カツも揚げたてだし。 最近、飲み友の中に「キティラー」のねーさんがいるので、お土産やさんではなぜか目に入ってしまうキティーちゃん。

帰りのサービスエリアでこんなもの発見。なんとスキーをしているキティーちゃん!でも、逆さまじゃん。不良品か?

実はこれ「上村愛子キティーちゃん」。バックフリップ(宙返り)してるとこだから逆さまらしい。思わず買ってしまった。(お店に展示中)
2011年2月20日(日)
レポート レグザム
来期のレグザムは結構変わります。まず、昨シーズン発表された「オートマティック テクノロジー」第2章ということで、またまた北見工業大学の鈴木准教授のお話から始まりました。「日本人が勝つためのブーツ」を目標に、日本人スキーヤーの骨格、運動を研究し尽くして設計された理論で、センターポジションを維持しやすく、体の倒しこみが速くなる。日本人と欧米人のセンターポジションの違いからくる角度の設定とスキーヤーの重心位置をさがし、日本人に適した前傾角度、ヒール角度、足首角度を設定。良好なバランスを保持するための最適なブーツの高さの設定を考えた。と、難しいことをつづりましたが、変更点は具体的には「DATA」のラスト(型)が変わり、若干細身になります。その代わり、やや幅広の「DATA−M」が発売されます(100、110、R)。そして「FORTE」も型から見直し、色も長年なじんだ赤から白になります。両方共通で、前傾0.5度、ヒール0.5度と、足首角度が+1度広がり、腰高のポジションが取りやすくなり、重心がくるぶしよりの自然なポジションで滑走が可能です。あと、フットベットをつま先−1度、センターフラット、かかと+1度と、3つのセクションに分け、角付けやセンターポジションに荷重をしやすくしました。インナーも細部を細かく変更し、よりフィット、伝達をアップしています。あと、110以上に搭載されていた「ダブルパワーベルト」がより脛の形状にフィットする「FTパワーベルト」に進化します。で、実際履いてみた感じですが、やはり「DATA」は従来よりやや細くなっている感がします。「DATA−M」は「FORTE」と同じラストですが、「RM」と、「110M」はインナーがやや薄く硬いので、かなりフィット感が良く感じ、「100M」と「FORTE」はインナーもソフトタッチで、長時間はいていても楽に感じました。私はふくらはぎが非常に太いので、後の高さが気になるかと思ったのですが、履いてみると案外前傾が気になりません。滑った感じは、セミナーで言っていたセンターポジションをしっかり意識して使ってみたのですが、切り替えが早くやや前乗りでも板のヌケが非常にいいし、トップのとらえも速い。ターン前半から倒しこみやすく、後半の走りを得やすい感じがします。この倒しやすさに調子に乗って少し倒しすぎてしまうこともありましたが(昔、ハンドフリーに凝っていた頃を思い出してしまった・・・)。「LIBERO」は従来の98を100にアップ。バックルやパワーベルト等変更し、90のブラックがホワイトにカラーチェンジします。。「XX」も9.0、8.0はブラックですが、7.0をホワイトにカラーチェンジ。「REAL」は93にブラック、87にグレーが追加されます。あと、今期レグザムより「フットウォーカー」なるものが出ます。これは、最近ブーツソールの減り防止や滑り止めとして良く出ている「キャットトラック」等のレグザム版です。これのすぐれたところは、サイズ調整ができ、ソールのブロックが大きくグリップが良く、トウとヒールがラウンドしているのでかなり歩きやすい。収納ケースもついて¥3780はお買い得感ありですよ。
DATA110

FORTE100

FTパワーベルト

フットウォーカー
2011年2月19日(土)
レポート オガサカ
来期のオガサカですが、まず「KEO’S」シリーズに新しく「AX」と「FX」が加わり、さらに最近評判の「TC」シリーズに中回り対応の「ME」が。さらに、フィールドシリーズ「ET」と、「TC」の大回り、中回り用に俗に言うロッカー「フロントフローティングシステム」というのが登場します。さて、まずは「KEO’S」の話題から。先シーズンまで継続した「KS−RF」に変り、今シーズンから「KS−AX」と「KS−FX」が登場します。ここで、昨シーズンまでと大きな違いが。昨季までのオガサカは、トップモデルに対してセカンドモデル(たとえば「KS−GP−01」に対して「KS−GP−02」など)はサイドカットやデザインは同じくして、構造のみをメタルに対してグラスファイバーというように、トップモデルのソフト&ライトバージョンのように出していたのに対して、来期登場の2本はサイドカット、デザインから構造まで違うスキーで出てきます。「KS−AX」は114−67−99R15.7m(170cm)と、トップは広め、テールは細めで、しなやかなメタルシェルトップ構造です。足元には新開発の「ビームシステム」(足元の両エッジサイドに縦に2本アルミ芯材が埋め込まれる。写真右下参照)を採用することにより、必要なグリップ力は確保し、しなやかなフレックスになります。試乗した感じは、ロングでの抜けも良く、特にショートからミドルでは板の反発が軟らかく、スムースなズレを使えるので、今期の「KS−GP」よりも小回りはやりやすいような気がした。「KS−FX」は「AX」のセカンドモデルという位置づけではなく、114−65−102R13.9m(170cm)と、センターをぐっと絞り込んだ小回り系スキー。構造はメタルを使わないシェルトップ構造ですが、「ビームシステム」が搭載されているため、案外足元が安定している。。軽くクイックな返りとサイドカーブの持つ回転性能で、ショートターンの苦手な方におすすめの1本です。次に「TC」シリーズ。毎年スペシャルシリーズとして発売される技術選バージョンに、中回り用が加わります。と、言っても今、技術選で使用できるスキーは2本までなので、冷静に考えるといらないスキーなんじゃないかと思われますが、これがまた使い安いし重宝しそうな1本です。まずは大回り「TC−LE」。サイドカットは昨年とほぼ同じですが、「KEO’S」同様「ビームシステム」を採用。さらに注目したいのが、トップの5%をなんとロッカー形状(FFS)にしている。これにより、急激なエッジングによるトップのくいつきを抑え、ターン後半の切れ上がりすぎを分散させることにより、推進力が向上したとのこと。実際乗ってみると、トライアンにくらべトップのくいが少し遅く、導入が若干難しく感じられたが、後半のヌケが良く、切り替えがスムースで、斜面の多少の荒れにも対応しやすかった。「TC−ME」は109−69−96R18.8m(172cm)。やはり「ビームシステム」とFFS5%を採用していて、雪面が多少荒れていたり、緩んでいても中から大回りを普通にこなせ、小回りやリズム変化にも対応しやすく、1本でテク、クラや、草レースに最適です。そしてショートの「TC−SE」は120−67−101R12.9m(165cm)と、トップを広く、テールをせまく改良。より導入が良く、ヌケがスムースで、足元もかなりしなりを感じられた。そして「E−TURN」シリーズの「ET−9.0」は126−90−116mmで、なんとトップ部27%(FFS27)がロッカー形状になっていることにより、パウダーでの浮力はもちろん、ボコボコに荒れたゲレンデや春の湿雪にも対応できて面白そう。「ET−8.0」は118−80−108mm。こちらもトップ部19%ロッカー(FFS19)でネオフレックスエッジを採用。トップ部以外が普通にベントがついているので、パウダーをはじめ、ゲレンデを普通にクルージングできる真のオールラウンダーです。実際試乗した日、ちょうど前日雪が降り、昼頃はボコボコの斜面が出来上がっていたところを使ってみましたが、「9.0」で大回り「8.0」で小回りで、整地と同じように普通に滑れました。レーシングの「トライアン」は「ビームシステム」を搭載し、カラーリングを変更。レディーの「パウダーガール」はカラー変更、「KS−GP」「ユニティー」「ET−X」は継続です。
今シーズンよりウイングヒルズ白鳥のサマーゲレンデがオープンする予定です。オガサカより「AG」シリーズという人工スキー場専用スキーが出ていますので、興味のある方はイトさんまで。

KS−AX

KS−FX

TC−LE

TC−ME

TC−SE

GS27

SL

ET−9.0

「KS−AX」の断面。矢印が「ビームシステム」
2011年2月18日(金)
横浜からきそふくへ
今週はハードでした。火曜は朝から横浜へ。みなとみらいの中にあるパシフィコ横浜という大きな総合展示場で’11−’12SKI EXPOに行ってきました。これは、スキーのグッズ、用品から小物まで、スキーに関するほぼ全メーカーが一同に集まり展示する、いわば私達お店の人間にとっては、来るべきシーズンに向けてのスタートであるお祭りのような物。昨年までは東京は池袋のサンシャインで行なわれていましたが、初めて行ったみなとみらいは案外交通の便が良く、新しくきれいだし、駅からは屋根つきの通路でつながっているので皆さんにも好評でした。だって、今年は良かったけど、池袋からサンシャインまで約15分折りたたみ傘でびしょぬれになりながら歩いたこともあるし・・・。しかし、今日はのんびりしてもいられません。そう、明日はきそふくしまで指導員研修会に行かなくてはなりません。なんとか予定の計22メーカーを回れました。
で、次の日は5時発できそふくしまへ。愛知県スキー連盟指導員研修会実技研修です。午前中は鈴木ブロック技術員による新教程「自然で楽なスキー〜ハイブリッドスキーイング」の基礎を低速実技で。午後は一柳教育本部長自ら谷回りの実践解説とクリニックを。2日目はそれらを使った実践大回り、小回り、コブ等と、最後に谷回りの復習をしました。難しいことはさておき、やはり一柳先生の講習はさすが。実践がうまいしわかり易い。私のなかなか直らない軸のずれを修正する練習法等も教えていただき、かなり充実した2日間が過ごせました。やはり平日の研修会はいいですね。少人数で内容が濃く、ゲレンデも空いていて、時として講習に一時的に斜面を端から端まで使っても大丈夫。急斜面大回りだって貸切斜面でできます。でも、がらがらのゲレンデの真ん中で数人がかたまって黙々と内脚ターンの練習をしている風景は、傍から見るとなにかの宗教(市野教?)のようでした。

パシフィコ横浜。高級ホテルや、横には遊園地もあり、仕事じゃなくて遊びに来たかった。

水曜朝、到着時はなんとマイナス15度。どうよ、このつらら群!
2011年2月11日(金)
今週はめいほうから高鷲へ
今日は愛知もすごい雪ですね。昨日は大阪出張(MBTシューズ会議)のため留守しましてすいませんでした。今週の火曜は顧客のKJさんとめいほうスキー場で待ち合わせ。久しぶりのめいほうスキー場でしたが、数年前までは某メーカーの試乗会で毎年1度訪れたスキー場です。しかし、正直あまりいい印象がない。試乗会なので少し遅く行くと、平日なのにすごい混みようで、駐車場からかなり歩かされたり、何度も行っているのに実はあの広いゲレンデで第2ペアリフトを使って第3ゲレンデしか滑ったことがない(知らない人ごめんなさい)。今日こそめいほうのいいとこ見て帰るぞと思い、朝一でてっぺんまで行ったらこれ!
 
御岳、乗鞍から穂高連峰と、北アルプスの山々が一望のすばらしい朝に出会えました。こんなに素晴らしい展望を持ったスキー場だったなんて、何度か来ていて初めてわかったのは、下でしか滑ったことがないという以外に、考えてみたらいつも悪天だったような・・・。KJさんは1級保持者で滑りは新しいので多くはいらない。若干のアドバイスをしながら1日楽しく滑りました。夜は、めいほうからこの春から無料になったせせらぎ街道を一路高山へ向かい宿泊。次の日は高鷲スノーパークにてオガサカスキーの試乗会。この結果は後日。来週はいよいよ、横浜にて全社合同の展示会があり、ほぼ全メーカーの全容が明らかになります。もちろん私も行ってきますので、来期のモデルが気になる方は来週以降聞きに来てください。ただ、横浜からもどってすぐに水木曜は指導員研修会できそふくしまへ。先週、今週、来週と超ハードスケジュールで大変ですががんばります。
2011年2月3日(木)
今週はSNOWKINGで・・・
今週は今シーズン初のブランシュへ。私のブログを見ている方にはご存知のSNOWKING川上先生にチェックしていただきに行って来ました。今シーズンは特に川上先生のスケジュールがいそがしく、初チェックが2月になってしまいましたが、その分私も雪慣れして充実したものになると言うこと。先シーズンは指導員も取り、滑りもかなり変わってきて、自信満々で行ったのですが、そこはKINGの鋭い目!1本目からすでにチェックが入り、いつものごとくコテンパンにやられて帰ってきました。初日の午後にはテレマークもしましたが、超我流テレマーカーの私の滑りを修正しつつ、完全に基礎スキーにつながる滑りにしていくところはさすがKING!2日目は同じイメージを持って再びアルペンに戻すと内足の使い方が良くわかり、イメージがかなりよくなりました。泊まりはもちろん「山の家かわかみ」(なんでも’08.1.17、’10.6.18等参照)。すーさんの差し入れの極ウマ酒を手に、いつものごとく遅くまで語り呑み、昼間の仕返しとばかりにやっつけました。しかし、人の事言えんけど酒強いねー。
今回は「山の家」の朝食です。ウインナー、ベーコン、ヨーグルトからパンまですべて自家製です。私はいつも、パンの上にサラダ、タマゴ、ベーコンをのせていただきます。
2011年1月27日(木)
今週はほうのき
今週は、顧客のSMさん、KSさんの練習にお付き合いさせていただくために、ほうのき平スキー場に行ってきました。お二人は今週末行なわれる愛知県技術選にエントリーしているため、最後の追い上げです。お二人ともかなり技術レベルが高く、決勝の常連なので邪魔しないように、それでいて私の技術はともなわないけど肥えた目で本番に向けた最終チェックをしながら、私もお二人のテクニックを盗み、練習しようと言った魂胆です。天気はあいにくの雪で、しかも前日結構な降雪があったようで、本番で使うパウダーコースが本当のパウダーになっていてもこもこ。午前中はかもしか、アルペン、デコルテコースにて大回りをチェック。昼食後は板を小回り用に履き替え、アルペン、ポールコースにて小回りをチェック。その後コブを滑って、最後にコンディションは悪かったけどパウダーコースのバーンを確認しながら最終チェックしました。お二人とも技術選の選手としてはベテランの域に突入しており、技術レベル的にも楽々決勝レベルだけあってさすがにうまい!ここの所言われている「自然で楽なスキー」をテーマに細かい微調整をしながら最終チェックしました。お二人を見ながら自分も微調整しながらと、いい勉強になりました。お二人のほかにも、うちのお客様には私と同年代の方で愛知県予選にエントリーされている方がたくさんいらっしゃいます。けっこうみなさん真剣で、自分の技術を磨いていらっしゃいます。そんな私も技術選には出ていませんが、まじめに取り組む中年のひとりです。そんなおやじ?の星達の少しでも力になれたらなと思う今日この頃です。エントリーされている皆さん、がんばってください。
2011年1月21日(金)
パタゴニアのウエア
今シーズン、すーさんの誘いでスキーウエアをそろえることに。と、言っても某メーカーのアドバイザリーであるガイド桜井はもう着るウエアを決められているようなので、すーさんと私、それに隣のバルトロさんも一緒にそろえることになりました。で、購入したウエアはパタゴニア社の「パウダーボールジャケット&パンツ」です。今回でパタゴニアのウエアは3着目。今までの物も、防水、透湿性など非常にすぐれていたのでお気に入りです。で、今回のウエアは、どちらかというとスキーウエアよりで、もちろんフィールドでも良いが、ゲレンデを滑ると私のような基礎スキーヤーでもかなり決まる。たまたますーさんが決めたので便乗しただけですが、なんと今シーズン売れ筋ナンバーワンらしく、いろいろな雑誌にも取り上げられています。なるほど、ウエアが届いてあけてびっくりバルトロMちゃんと二人で声をそろえて「かっこい〜!」。鮮やかなブルーにレッドのファスナーがポイント。パンツも履いてみると私の太い足でも余裕だが、太すぎずややブーツカット風のシルエット。で、使用感想は、現在5日使用、晴れ1日晴れたり曇ったり降ったりが2日大雪2日で、やはり湿った雪でも非常に撥水が良く(新品なので当たり前か)、パウダー飛び込み前転でも軽く払うときれいに落ちる。生地はやや厚め(7.5オンス150デニール)なのに非常にしなやかなので、ストレッチではないけれどスキーに必要な動きにはまったく問題なく対応してくれます。若干汗ばむようなときでも蒸れにくく、上下ともについたピットジッパーにて熱を逃がせます。このウエアを今後、ちょっと分厚くて重めですが、バックカントリーにも使っていこうかと思います。あ〜楽しみだ。
今シーズンのイトさん。この格好にピンときたら追っかけろ!(追いつけるかな〜)
2011年1月20日(木)
今週は寂しくひとり合宿
今週も予定がなかったので、ひとり合宿です。火曜は11月に行ったホワイトピアのただ券があったので一路高鷲へ。が、白鳥−高鷲間事故で通行止め。しまったと思ったが、中央道も事故通行止めだったので同じこと。仕方なく大渋滞の白鳥インターで下りて広域農道でちょっと遅れてピアに到着。今日は上の斜面で小回りの徹底トレーニング。と思ったら、重要なデルタペアリフトが止まっていたので、アルファクワッドで滑ることに。でも、クワッドは早くていいけど、下の長〜い緩斜面をいちいち下りないといけない。しかたがないので、緩斜面は根暗な基礎練習をしながら下りた。そのおかげでお昼にはすっかり腿がパンパンに。ここのところ腿にかなりな負担をかけている。夜は浮いたお金で高山泊。帰ってくるより安いし、明日も浮かせる予定がある。で、水曜日は、飛騨舟山リゾートアルコピアへ。このアルコピア、火水曜日はなんとリフト代が¥1000です。おまけに下は、広い緩斜面で、ファミリーや初中級者にもってこい。そこで今度は根暗な基礎テレマーカー。先週、まるで昔の感覚が戻らないまま終わってしまったものを、何とか取り戻すために朝一から一日テレマークの練習をしました。かなりいい感覚を取り戻しつつありましたが、なにとぞ昨日酷使した腿ちゃんが朝っぱらから機嫌が悪く、昼頃にはクワッド1本もってくれない。恥ずかしながら、昼からはリフト1本中間で一度休憩を入れながら、2時まで滑ってギブアップ。帰りはR41から中津川経由で通勤割引を使って帰ってきました。そうです、平日スキーヤーは考えて高速走ってるんです。早く¥2000均一実現しないかな。
スキー場は美濃、飛騨ともにしっかり雪がありいい状態です。特に美濃地方はかなり多く、コース外でも100cmを越えていると思います。

今年の私の頼もしいパートナー達。ヘッドWCiSL、ラプター130、シナノビート&ブリザック付ヴォクシー君。
2011年1月13日(木)
今週はロッヂぶなへ
今週はとりあえずまったく予定がなかったので、シーズン初めのひとり合宿でもしようかと考えていたら、以前からお客様と赤倉で約束していたすーさんが「もし予定がないなら、一緒に妙高に行ってイトさんはぶなに泊まれば」という提案が。すーさんが約束していたお客様は日曜から赤倉に滞在していたので、どうせ一人で妙高まで走るんだからということで便乗させてもらうことに。火曜日は、顧客のMTさん、HSさんと池の平スキー場で待ち合わせだったので、私もそこで滑ることにしました。何度か来ている妙高池の平スキー場は、全長は長いものの急斜面がほとんどなく、ロングクルーズが楽しめ、幅の広い斜面もあるため初中級者やファミリー、基礎的な練習にうってつけです。朝一みんなで数本気持ちよくクルージングしたあと、すーさんとお客様はバックカントリーに。で、私はひとり合宿に突入したわけですけど、実は今回、数年ぶりにテレマークを復活しました。10年以上前の一時期はアルペンよりも遥かに多い日数を滑っていたテレマークも、ここ数年テクだ準指だ揚げ句は正指にまで手を出してしまったおかげですっかり遠ざかってしまっていました。なので、今シーズンは技術向上の一環と、ちょっとした気晴らしのために復活しようと決意した次第です。すーさんたちが出かけてから数本根暗な基礎練習をしたあと、いよいよテレマークの復活です。しかし、かなりひさしぶりなのでぜんぜん思ったように滑れない。1本目は内脚もほとんど引けず、わずか10ターンほどでハーハーゼーゼー&脚がパンパン。わずか2本滑ったところでギブアップ。あきらめてとりあえず昼飯を食べてからもう一度チャレンジしたところ、なんとか形になってきた。3時半まで滑って、下りて来たすーさんたちに別れを告げ、妙高「苗名の湯」経由で一路「ロッヂぶな」へ。いつものように、タク、ウキ、クロが出迎えてくれる。ウキはお母さんになって顔が優しくなり、クロはお父さんのタクにそっくりになりました。今回は偶然顧客のIGさんが滞在していたので、今夜は宴会に巻き込もう。夕食は近藤さん特製「鹿肉のシチュー」とそれにあわせて小布施の赤ワインを。もちろんシチューは3杯おかわりしました。食後はスキー談義に花が咲きながら遅くまで酌み交した楽しい夜でした。次の日は黒姫スキー場にて近藤さん、IGさんと、黒姫スキースクールにいる顧客のKMさんも合流し、4人で基礎トレーニング。急斜面を使った大回り、小回りの実践を元に、反省点を中緩斜面でしっかり練習しました。お昼であがったものの、信濃町近辺のおいしいそば屋や食堂がほとんど水曜日休みなので、唯一やっている「たかさわ」にてそばを食べ、その後すーさんと待ち合わせの「萬屋酒店」に。が、なんと定休日。今まで何年も通って一度も休みに当たったことがなかったので、まさか水曜定休だったなんて初めて知りました。せっかく黒姫まで来て「萬屋」さんによらずに帰るなんて、今年のスキーはなんか落ちがあります。
イモリ池付近より夕方の池の平スキー場。

ぶなのお出迎え係?左からウキ、タク、そして子供のクロ

ぶなのライブラリーでこんなもの発見。顧客の娘さんが作ってくれた、タクとウキの手作り絵本。かわいくて、本当に良くできていました。泊まったら必見!
2011年1月7日(金)
新年初すべり
今シーズンはめずらしく11月スタートしたにもかかわらず、その後はなぜかタイミング?が合わずになんと年内滑走日数1日。しかし、ここ数年年内0日だったと思えば幸先のいいスタートかもね。で、2011年初すべりは4日にきそふくしまスキー場に行ってきました。当初は妻と一緒に行く予定でしたが、調子が悪いと言うことで、寂しくひとりで行くことに。スキー場に着いて、まずは社長にご挨拶。大畑社長は同じ業界で前からの知り合いです。年末の大雪の恩恵にはあやかれなかったけど、何とかBコースもオープンにこぎつけて、三が日の人出もまずまずとのこと。そして朝一でリフトへ載って、Aコースを5本かっとび。その後、顧客のOZ夫妻と合流し、3人で基本的なところに戻ってトレーニング。ご主人は技術選県予選出場&テク持ちとあってさすがにうまい。奥様も1級を持っているので、シーズン初めに非常にいい練習になりました。ただ、ほぼ初すべりに近い私が、昨年のトレーニング不足&正月の呑んだくれの体で朝一かっとびしたうえに、張り切って基礎運動をしたので、最後は脚がパンパンになり、情けないことに2時でダウンという落ちになってしまいました。
きそふくしまスキー場は、シークレットAコース、スカイコース、スネークコース、キッズパークともに非常にいい状態です。Bコースも滑走可能、Cコースもまもなくオープン予定です。
2010年11月19日(金)
シナノからニューグリップ(最近のストックワークについて)
今シーズン、数年使用したポールをそろそろ買い換えようとしていたとき、シナノから新しいグリップが発売されると聞き興味を持ちました。今まで使用していたものもシナノ「ビートRC」というモデルでした。このビートシリーズは10.5mm径カーボンコンポジットを使い、少し固めだが良くしなり、なんと言っても振りやすさ、振りの軽さはトップクラスです。この、今までの「ビートRC」のグリップ(写真左)は、最近では柏木デモをはじめたくさんのトップデモが愛用する薬指、小指をホルダーにはさむタイプ。最初発売したときは「なんじゃこれ」的な感じでしたが、今ではすっかり定番になっている。しっかり握らなくても日本的グリップワーク(ポールを小指で握る)を容易に行なえ、腕が非常にリラックスできる。カタログ表記には「小回り専用モデル」と書いてあるが、大回りでも上体がリラックスでき、ハンドフリー感覚でストックワークできます。そんなべた褒めなグリップに対して今度新しく発売されたグリップは、同じくビートシリーズの「ビートSP」に採用されたもので、前のものと逆の親指と人差し指を使うタイプ。最近のスキーの傾向であるターン前半の内向内傾にあわせてストックワークも変わってきているみたいです。以前、トップコントロール、テールコントロールという表現をしている頃、誰だったかとストックワークについてのお話をしていたとき「テールでコントロールをする外向傾のときはポールを内から突き、トップコントロールのようなターン前半の内向を使う場合は外から突く」という話を聞きました。やってみるとなるほど、外向の時は従来の小指と薬指で握り、内側から突いていくほうがやりやすかったのに対し、トップコントロール系の滑りの場合、グリップを素直に握り外側から振り出すような使い方をすると次の内向を作りやすいような気がした。このとき手は、親指と人差し指で握り、他の指は軽く添え、親指と人差し指のまたをストラップとグリップエンドにはさむような感覚にすると振り出しやすいように思える。長年私は、グリップを小指と薬指で握り、人差し指は握らず指差すように使っていたが、昨年後半は以前のグリップの小指ホルダーを若干緩め、握りを人差し指に変えてみた。そこに出てきたシナノのニューグリップ(写真右)。先日の初すべりで使ってみたところ、かなりいい感触でした。グリップの一部が滑りにくい素材を使用(写真グレー部)しているため、人差し指と中指の握り心地が良く、それでいて滑りにくいので、軽い握りで振り出しに影響を与えにくい。手のひら部分の若干の傾斜が良いのか、軽く手首を使うだけでポールが前に出ます。振りの軽さはさすがにビートシリーズ。今までの小指ホルダーつきのものは急斜面やコブ、コントロール系の滑りでかなり有効なので、1級前後の方やレジャースキーヤーで、ストックワークの練習中の方に今でもおすすめですが、テククラや技術選、新教程を基にする準指、指導員受験の方は、新しい感覚のポールに変えてみるのも一つかもね。
  
 左が「ビートRC」、右が新しい「ビートSP」のグリップ。
 
 ビートSP ¥14700(税込) イトさん今期使用
2010年11月18日(木)
早くも初すべり
なんと、早くも初すべり。場所は岐阜県奥美濃のホワイトピアです。本当は先週行こうと思ったのですが、まさかのチェーン規制で初すべりが一転昼まで寝坊〜タイヤ交換になってしまいました。で、スキー場の様子はというと、実は初体験だったアイスクラッシャーで、事前に聞いていた「つぶつぶのクラッシュアイスが凍ったら滑りにくいよ〜」というまわりの脅しで心配していたのですが、氷のつぶが非常に小さく、というかほとんどスノーマシーンの雪に近いくらいのかき氷で、朝一は非常に寒くしっかりしまったアイスバーン、昼頃には気温も上がってアイスバーンの回りにもこもこの雪という感じで、思ったより全然滑りやすかった。むしろ雪よりものすごい数のジュニアレーサたちに占拠され、危ないったらありゃしない。あの細い通路のようなゲレンデの中間地点でみんなでプルークの練習するなよ!てゆーか、おまえら学校どーした!きっとスキー上手いからって、授業受けなくても単位くれるんだろうな。いいよね、スキーやってて卒業できるんだから。と、いうのはもういいとして、今回はいつものON氏の誘いで行ったのですが、現地でLスキークラブの方と合流し、足慣らしを兼ねて楽しく1日過ごしました。
ゲレンデ状況はこんな感じ。

遠く白山は真っ白でした。
2010年11月4日(木)
SAJ指導員研修会
昨日、大府で指導員研修会理論が行なわれました。今回は祝日でしたが、水曜日にやってくれたので休まずにすみました。開会式の後、まず最初は技術理論をSAJ専門委員の佐藤二郎先生が、そのあと修分大学准教授の佐久間先生が、スキーヤーのリスクマネジメントについて講義をされました。今年の技術理論テーマは昨年の「自然で楽なスキーのすすめ」に「ハイブリッドスキーイング」なんて言葉がくっつきました。なんじゃそりゃ?「この基本コンセプトは自然で楽なスキー、つまり地球の重力と人間の筋力を適合させる”ハイブリッドスキーイング”である・・・」とオフィシャルブック研修テーマに書いてありました。ハイブリッドねー。たしかに、ガソリンと電気、重力と筋力etc。どこの業界もこういうの好きみたいですね。今回の理論講習はさぞかし難しいだろう・・・と、思いきや、そこは佐藤先生の得意の面白おかしく楽しい講義で非常にわかりやすかった。そのあとのリスクマネジメントとは、簡単に言うとスノースポーツの事故について。「リスクマネジメントとは」「スキーヤーを取り巻く環境」「過失割合と過失相殺」「指導者の責任」等、実際の事故例等をあげながらわかりやすく解説していただきました。
さて、昨日からホワイトピアがオープンし、現在ウイングヒル、鷲が岳と美濃のスキー場が3つも滑走可能です。いよいよ気分も盛り上がってきましたね。(でも、まだ細い通路ですけどね)

開会式の様子。

ニュートラル、内主導、外主働の谷回りのメカニズムを説明する佐藤先生と強化選手達。
2010年10月23日(土)
ヘルメット一部紹介
POC レセプターバグ
2重構造のシェルに独自の通気システムを採用。トップフリースキーヤー「タナーホール」「TJシーフェラー」のシグネチャーモデルもあります。
¥17950(税込)〜
POC スカルライト
レーシングモデル「スカルコンプ」の構造をそのままに、フリーライド用に取り外し可能なイヤーパッドを装着した、軽量の実用モデル。
¥18900(税込)
UVEX X−ライドCL
定評のあった「X−ライドモーション」をさらに軽量化し、価格も手ごろにしたモデル。
¥14170(税込)
ALPINA スカラ
毎年人気の軽量ヘルメット。ワンタッチで通気口が開閉でき、イヤーパットにハードシェルがつく、比較的日本人に合いやすいモデル。
¥17950(税込)
他にもたくさんあります。まだまだ入荷しますのでお楽しみに。
2010年10月22日(金)
ヘルメット&ゴーグル入荷始まりました
先週よりヘルメットとゴーグルに入荷が始まっています。手始めに「POC」、次に「UVEX」「ALPINA」「CARRERA」です。今後、近日中に「GIRO」と「SWANS」が入荷予定です。もうしばらくお待ちを。メニュー等は順次アクセサリーページに載せていきます。あと、小物類では「シナノ」のポールが入荷しています。バックカントリースキーやフリースキーも現在入荷中です。「サロモン」「アルマダ」「モーメント」等はまだ入荷したばかりなので充実してます。「ベクターグライド」と「ザグスキー」をお待ちの方はもう少しお待ちください。あと、フリーライド、フリースキー系旧モデルが多数あります。
2010年10月14日(木)
スキー2011はじめるよ!
いよいよ、気が早い話ですが、明日15日「イエティー」がオープンします。そのあと、30日に「ウイングヒルズ」「鷲が岳」、11月3日には「ホワイトピア」と、続々とオープンする予定です。今年は劇熱の夏のせいか、紅葉が少し遅れているようです。おそらくちょうど、紅葉の最盛期にオープンが重なるみたいです。いいなぁ、紅葉の中滑りたいな。そんななか、穂高にもニューモデルスキー等が続々と入荷中です。小物類も入荷始まりました。お待ちのみなさま、もう少しお待ちください。HP&ブログにて入荷情報をお伝えします。と、いうわけで、今シーズンもスキーあれこれを通じていろいろと情報を報告したいと思います。今シーズンもよろしくお願いいたします。